練習せずにアイアンの飛距離を伸ばしたいと考えたときに、候補に挙がるのがストロングロフトのアイアンへの買い替えやカーボンや軽いシャフトへのリシャフトですよね。
私の友人もアイアンの飛距離が欲しくて、pingi210からpingのi525アイアンに買い替えた。
きっとアイアンの飛距離が出ないのも、シャフトが重たいだろうとモーダス120から105Sへリシャフト。
その結果…。
- 打感が悪くなってアイアン練習が面白くない
- 飛距離が変わらないのに高さだけでて飛距離が不安定に
- シャフトが軽い分、左右のばらつきが大きくなった
- ショートアイアンの飛距離だけが伸びてショートゲームが難しくなった
と、泣きついてきた。
そりゃそうだよね。
そこで、同じように「アイアンの飛距離が出ない」「飛ばない」と悩む方向けに、アイアンの飛距離が安定する3つの練習方法について解説します。
できるだけ練習しなくても、頭で理解できるように解説していきます。
是非参考にしてくださいね。
アイアンの飛距離がでない3つの理由
アイアンの飛距離がでないのには、理由があります。
細かい理由はたくさんありますが、特に重要な3つポイントに絞って解説していきます。
ヘッドスピードが遅い・もしくは怖がってふれていない
アイアンの飛距離もドライバー同様ヘッドスピードに影響されます。
基本的に、ドライバーのヘッドスピードや飛距離をもとに適切なアイアンの飛距離を求めましょう。
プロの飛距離どうだからとか、同伴者と同じ番手で回りたいなどは、対象外です。
まずは自分のヘッドスピードにあった飛距離かどうか目安
ダフって打っている
プロのスイングを見ているとアイアンでボールを打つ際に、芝生も一緒に飛ばしている光景を見たことがあると思います。
真似しようと芝生とボールを一緒にしても飛びません。
それはダフっているからです。
ボールの前の芝生をうつことをダフリといい、プロが行っているターフを飛ばすのとは理由が違います。
まずはアイアンをボールに当て、そのあと芝生を打つことで正しいアイアンの飛距離を出すことができます。
間違っても、ボールの手前の芝生を打つダフリには気を付けましょう。
アイアンのロフト通りに打てていない
アイアンを打つときに気を付けないといけないのが、アイアンのロフト通りに打てていなことです。
簡単に言うと、アイアンのフェースが上を向くことで、ボールが前に飛ばずに飛距離をロスしてしまいます。
まずはアドレス通りにインパクトできるように練習しましょう。
上手く打てるようになってきたら、インパクト時にはアドレスよりもロフトを立てて打てるようにしましょう。
そもそも適切なアイアンの飛距離って?
ドライバーのヘッドスピードをもとに、適切なアイアンの飛距離を見てみましょう。
クラブ | 遅い | 普通 | 早い |
---|---|---|---|
1W | 200 | 230 | 250 |
3I | 160 | 180 | 200 |
4I | 150 | 170 | 185 |
5I | 140 | 160 | 170 |
6I | 130 | 160 | 170 |
7I | 120 | 140 | 150 |
8I | 110 | 130 | 140 |
9I | 100 | 120 | 130 |
Pw | 80 | 105 | 120 |
52 | 70 | 95 | 110 |
54 | 60 | 80 | 100 |
いかがでしたか?
自分のドライバーの飛距離とアイアンの飛距離を見比べてみて、およその目安になりましたか?
私の友人は、ドライバーで250ヤード程度飛ぶのに、7番アイアンが130ヤードと悩んでいました。
この場合は、やはりアイアンの飛距離が出なさすぎます。
このように、ドライバーの飛距離とアイアンの飛距離に差がある場合は、これから紹介する3つのアイアンの飛距離を安定させる3つの練習方法を参考にしてください。
アイアンの飛距離を安定させる3つの練習方法
ヘッドスピードを上げてインパクトをする
まず大切なのが、アイアンのヘッドスピードを上げる練習です。
うまく打とうとインパクトに意識しすぎるあまり、インパクトで手が緩みスイングスピードが遅くなっていることが考えられます。
まずオススメなヘッドスピードを上げてインパクトするための、練習器具を紹介します。
ヘッドスピード測定器
まず始めたいのが、実際にどれくらいのヘッドスピードでボールが打てているのか?そして飛距離は出ているのか?を目で見て認識する必要があります。
ただし、プロが使っているような飛距離やヘッドスピードを測定するマシンは高価すぎて現実的ではありません。
そこでお勧めするのが、これ。
『ユピテル スイングトレーナ―』
ボールの後方に置いてスイングするだけで、飛距離やヘッドスピード、ボールスピード、ミート率を測定す機械です。
スマホサイズなので、練習場に持ち運べて便利です。
しかも、1万円台とコスパも最高。
スーパースピードスティック
最新のゴルフ理論で、軽いクラブを3回スイング→中くらいに重たいクラブを3回スイング→重たいクラブを3回スイングすることで、ヘッドスピードが上がることが分かっています。
この練習に最適なアイテムこれ!
カーボンシャフトの先端に重りがついていて、素振りには最適。
アイアンのようにインパクトのフェースの向きを気にしなくてもいいので、先ほど紹介したヘッドスピード測定器を見ながら3回ずつ合計9回思いっきり振ってみましょう
できれば、重たくてもヘッドスピードを落とさないようにすれば、必ずといってもいいほどヘッドスピードがあがります。
PGAツアーでも人気で、フィル・ミケルソンが使っているのも有名です。
インパクトバッグ
インパクト時に、フェースに力が入るコツを調べるのには、「インパクトバッグ」がおすすめです。
アイアンで打っても意外と破れないのがメリット。
アマゾンでも数千円で販売されています。
バックの中に毛布や布団などを入れて、一日数回たたくだけでも効果抜群。
ダフリを見えるかしよう
アイアンでボールを打った時に、うまく打てたのかダフリだったのかを見極めるのは簡単ではありません。
ある程度上達すれば、音で分かるようになりますが、初めはトップのようにも感じるかもしれません。
そこでおすすめなのがダフリが分かる、ダフリチェック機能があるマットです。
このマットの上の「点」をボールだと仮定して素振りをするだけでもダフリが分かります。
また練習場に持ち込んでも使いたい方には、持ち運びができるタイプもあるので、ダフリをチェックするには最適です。
アイアンのロフト通りにインパクトさせる
最後に、アイアンをロフト通りにインパクトさせるためアイアンです。
一般的に「ダウンブロー」でアイアンが打てるように考えられた練習器具ですが、その大半は効果がないものばかり。
その中でも、特におすすめなのがこの3つの練習アイテムです。
1つめが、ダウンブローにスイングしないとフェースの周りにあたってボールが飛んでしまう練習器具です。
上手に打てば、ボールが動かないので、うまくなれば自宅でも練習ができるのがメリットです。
1度使えば、ここまでロフトを立てるのか…と衝撃を感じるかもしれません。
2つ目が、アイアンのロフト通りに打つならアイアンのプレーンはとても大切です。
そこで1つの目安となるのが、アウトサイドインのカット軌道を修正し、インサイドイン・インサイドアウト軌道へ修正してくれるアイテムです。
また、ダフルと音でも分かるので一石二鳥の練習アイテム。
3つ目が、最新ゴルフ理論の武装化です。
特におすすめなのが、「引いて引いて」を推奨される森さんのゴルフ漫画「ダウンブロー革命」です。
レビューも高く、読みやすいので読んでみるのもおすすめ。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、「アイアンの飛距離が出ない飛ばない!ゴルフの練習で克服する3つのポイント」に解説しました。
アイアンは道具なので、まずは使い方をマスターする必要があります。
ひたすら練習器具を使って練習する必要はありません。
何度か使って、「こういうことか!」というのが分かれば、イメージはできたと同然。
結果、アイアンの飛距離がでるようになります。
是非、今回の記事を参考に満足できるアイアンの飛距離を出してくださいね。