トルクと馬力(パワー)の関係とは!?知らないと損するバイクカタログスペックの読み方

トルクと馬力(パワー)の関係とは!?知らないと損するバイクカタログのスペックを理解する方法

トルクと馬力(パワー)ってバイク雑誌やカタログの隅々に出てきますが、バシッ!と説明できる人ってなかなかいないですよね。

かと言って本を読んでも、複雑すぎてよくわからない…。

そこで今回は、トルクと馬力(パワー)について、小学生でも分かるように簡単に解説します。

トルクと馬力(パワー)を理解してカタログを読めるようになろう!

トルクとは?

まずは、トルクから説明していきます!と言っても、とっても簡単。

MEMO
トルクは、バイクのタイヤを回す力です。
つまり、トルクが大きくなると
トルクが大きくなるメリット
  • 加速が良くなる
  • 坂道でも力強く登る
これだけ理解できればもう十分!

でも、これではカタログなんて理解できないですよね。そこでもう少し詳しくみていきましょう。

もう一度説明すると、トルクは、「タイヤ=軸」を回転させる力のことでしたね。

この力の量を「Nm」という単位で表示します。一部、国内では1mの長さのレンチで1kgの力を加えた時の「1kg-m」の表記が使用されているケースもあります。

MEMO

1kg-m=9.80665Nm

馬力(パワー)とは

次に、パワー(馬力)について解説していきます。

パワー(馬力)も、とっても簡単なので安心してください。

馬力とは

馬力(パワー)は、標準的な馬1頭が出す力のこと

これでは少しアバウトですので、イギリスのジェームズ・ワット氏によって、「75kgの重さを1秒間に1m引き上げるために必要な力」と定めました。

その基準値が「1馬力=75kg-m/s(1ps)」です。現在では、世界標準単位として「kw(キロワット)」と定められています。

この馬力(パワー)が大きくなるということは、「強く回転させる=回転が早くなる」。

つまりれば、馬力(パワー)が大きくなると「スピードが速く」なるということです。

MEMO
1kw=1,360ps

トルクと馬力(パワー)の関係

トルクと馬力(パワー)の意味を一通り説明したところで、それぞれの特徴を再度わかりやすく説明します。

トルクと馬力の関係
  • トルクが高いバイクは、加速に強い!
  • 馬力(パワー)が強いバイクは、最高速度が早い!
どうですか?とっても簡単でしょう!?

rpmとは

rpmとは、エンジン回転数のことであり、1分間に何回転するかを示す単位のこと。

トルクと馬力(パワー)と一緒に表示されることがほとんど。

R nine T racer(BMW)のスペックを理解してみよう!

スペック一覧

RnineTracer(BMW)のスペック表

参照:R nine T racer特設サイト

これが、RnineTracer(BMW)のスペック表です。

赤線で囲った箇所が、今回紹介した「トルクと馬力(パワー)」のスペックです。それでは、最後にこの2つのスペックを実際に理解してみましょう。

最大トルク、116Nm/6,000rpmの意味とは?

まずは、最大トルクの項目をみてみましょう。

この最大トルクとは、タイヤを回す力のことでしたね。

つまり、1分間にエンジンが6,000回転する時の、最大トルクが116Nmということです。

116Nmということは、1mのレンチに約11.828kgの力を加える計算になります。

最大出力、81kW(110Ps)/7,750rpmの意味とは?

次に、最大出力の項目をみてみましょう!

この最大出力とは、ズバリ馬力(パワー)のことでしたね。

1分間にエンジンが、7,750回転する時の最大出力が81kW(110PS)ということです。

つまり、このRnineTracerの場合、7,750rpmの時の最大出力は、一般的な馬110頭相当になるということです。

110Psは,110馬力ともいい変えることもできます。

Rnine T racerってすごい馬力ですね。

まとめ

いかがでしたか?今回は「正しいトルクと馬力(パワー)の知識とは!?知らないと損するバイクカタログスペックの読み方」について紹介しました。

このバイク速そう!って買っても、実はそんな早くなかった…って後悔することがないためにも、正しいトルクと馬力(パワー)の知識は必要です。

是非参考にして下さいね。