バイクで走る下りカーブって難しいですよね。
9割のバイカーが苦手と感じる原因と克服する乗り方について紹介しています。
苦手だからって諦めないでください。
どうして下りカーブがうまくコーナリングできないのか、原因がわかれば克服することは簡単です。
今回は、初心者にも即実践可能なテクニック・乗り方を紹介しています。
- コーナリングをスムーズに走れるようになりたい人
- 下りカーブをバイクで走るのが苦手な人
- いつもコーナの手前で後輪がホッピングしてしまう人
- 下りカーブをうまく攻略したい人
下りカーブを苦手に感じる原因とは?
カーブを攻略すればバイクはグッと楽しくなる
広大な景色の中、バイクを寝かしながらカーブを走り抜けるのは、快感そのものですよね。プロレーサーのように、膝をすらなくたって、一定のスピードで曲がれればもう十分。
カーブを攻略するというと、どうしても高速で峠を攻める危険なイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、速度を出さなくてもノンストレスでカーブを走ることができれば、合格です。十分カーブを攻略できています。
でも実際は、コーナリングって難しいですよね。僕も含めたほとんどのライダーがそう思っているのではないでしょうか?
特に下りカーブが苦手です。そこで、日頃フォローしていただいているバイク乗りの皆様にアンケートを取らせていただきました。その結果がこれ!
バイク乗りの9割が、上りカーブに比べて下りカーブが苦手と回答
バイク乗りに苦手カーブについてアンケートした結果、なんと9割のバイク乗りが上りカーブに比べて下りカーブが苦手と回答しました。
バイク乗りの皆様に質問です。
あなたが苦手なのは、どっちのコーナリングですか?#バイク #カーブ #苦手 #上りカーブ #下りカーブ #GINIZM #ギンイズム— 銀次郎@バイクブログ-GINIZM (@GINIZM111) 2018年9月1日
これだけ下りカーブが苦手なバイカーが多いってことは、もしかして得意不得意よりも、技術的な問題があるんじゃないの?そう思い、どうして下りカーブが苦手に感じるのか?について徹底的に調査してみました。
どうしてバイクに乗ると下りカーブが苦手に感じるのか?
バイク乗りの9割が苦手と感じてしまう下りカーブですが、どうして苦手意識を持ってしまうのでしょうか?
その理由は「前後輪の荷重のバランス」の偏りです。
普通にバイクに乗った状態では、重心を意識しなくても前後均等のバランスの乗ることができますが、下りカーブとなれば、無意識に重心がフロント荷重になってしまい、自然にハンドルに力が加わるため、曲がろうとするハンドルの動きを妨げてしまいます。
どうしてフロント荷重になってしまうのか?
下りカーブになると重心がフロントにかかりやすくなるので、ハンドルの動きを妨げてしまう。こんな当たり前で簡単なことが分かっているのに、どうしてフロント荷重になってしまうのでしょうか?
それは、ライディングに大切な3つの基本的な乗り方ができていないからです。
- フロントブレーキをかけすぎてしまう
- ニーグリップが弱くてフロントにズレてしまう
- 目線が下がってしまう
それが下りカーブが苦手と言われる理由です。
つまり、この3つの問題さえ意識的に直せば、下りカーブでも苦手意識なく曲がることができるようになります。
理屈さえわかれば、克服はとっても簡単です。逆のことを行えばいいだけです。
それでは、下りカーブの苦手を克服するための3つの方法を紹介していきます。
下りカーブをスムーズに曲がる乗り方をマスターする3つのポイント
1:シートの後方に座って重心を後ろにする
まずは、前タイヤにかかる重心を和らげましょう。下りカーブになるとどうしても、減速Gに対して、腕を突っ張ってしまう人がいますが、この乗り方は絶対にしてはいけません。
腕を突っ張ると、座る位置もどんどん前になってしまい、結果前重心になってしまいます。
そこで、下りカーブで大切なポイントはこれ!
ステップを前方に蹴り出すイメージで、腰を後ろに引きニーグリップをします。減速Gでズルズルと前方にいきそうな下半身をしっかりとホールドします。そうすることで、自然と後輪荷重になります。
2:いつもより早めにブレーキングをしてしっかり減速する
下りカーブのコーナリングは、平坦なカーブと違って、スロットルは開けて走るのが基本です。その理由は、克服法1にもあったように、後輪荷重にするためです。
アクセルを回して駆動力を与えることで、自然と後輪荷重が増加する仕組みを活用します。そのためには、カーブの途中でアクセルを回してもコーナリングできるように、十分減速することがポイントです。
目安は、平坦なカーブに比べて、下りカーブは10km/hほど減速することがポイントです。
3:フロントブレーキよりも先に、リアブレーキ使う
下りカーブは、平坦なカーブよりも早めにブレーキングをすることが大切ですが、ブレーキングには、フロントブレーキよりもリアブレーキを使いましょう。
前輪荷重の状態で、フロントブレーキをかけることはとても危険です。下手すると、後輪がタッタッタッっと小刻みに跳ねる「ホッピング」を起こしやすくなります。
そこでリアブレーキを使ってしまうと、後輪は簡単にロックします。
またフロントフォークが一気に縮むことで、フロントタイヤが小刻みに左右に振られる現象が発生します。だからこそ…
フロントよりも先にリアブレーキをかけはじめて、後輪をしっかり路面につけることを意識しましょう。
これが、下りカーブを攻略するための3つ目の方法です。
まとめ
いかがでしたか?今回は「バイク乗りの9割が苦手に感じる、下りカーブをスムーズに曲がる乗り方のポイントとは?」について紹介しました。どうして下りカーブを苦手に感じるのかが分かったと思います。もう原因がわかれば、克服するのは簡単ですよね。
是非、今回紹介したように、下りカーブは荷重を傾斜に応じて調整しながら、スロットを開けながら回る乗り方を意識すれば、下りカーブは難しくはありません。
是非、下りカーブを攻略できる3つの方法を試してみてくださね。