冬場の乾燥・ウイルス対策として人気の、家庭用加湿器。
新型コロナウイルス対策に、湿度管理が大切というニュースが報道された事を受けて購入される方が増えていますよね。
ただ加湿器のメンテナンスをせずに使い続けることで、レジオネラ菌に感染する死亡事故も報告されています。
だから安いからとかお洒落だからという理由だけで、超音波加湿器を購入するのはNGなんです。
そこでこの記事では、冬場の乾燥・ウイルス対策に効果的な加湿器の選び方だけでなく、レジオネラ菌などの雑菌によるエアゾル感染を防ぐための、正しい使い方をモダンデコのハイブリッド式加湿器を使いながら、写真付きでレビューしていきますので、是非最後まで読んでみてくださいね。
- 超音波加湿器とハイブリッド式加湿器で悩んでいる方
- レジオネラ菌のエアゾル感染を防ぎたい方
- おすすめの家庭用加湿器を探している方
目次
冬場の乾燥・ウイルス対策には加湿器の湿度管理がおすすめ
冬場の乾燥対策していますか?
冬になると乾燥肌が気になりますよね。
その原因が空気の乾燥です。
特に最近多い、高気密高断熱の家では昔の家に比べて乾燥しやすくなっています。
その理由は単純で、高気密高断熱の家は昔の低気密低断熱の家のように、ストーブを使用せずにエアコン暖房を使用するので、温度は高く湿度が低い状態になるんですね。
だからこそ加湿が重要なんです。
空気が乾燥することのデメリット
冬場に暖房をつけることで、数々のデメリットが発生します。
- インフルエンなどのウイルスに感染しやすくなる
- 肌の乾燥が気になる
- 髪の毛がパサパサになる
- 朝起きた時に喉が痛い
- 家事のリスクが増える
実際、乾燥対策をすることが推奨されています。
手軽にできる加湿の方法とは
いざ部屋を加湿しようとした場合、大きく分けて3つの方法があります。
- 加湿器を使う方法
- 部屋で洗濯物を干す方法
- 室温を下げる方法
手軽にするなら加湿器をする方法がおすすめです。
ただ、加湿器も使用方法を間違うと、思わぬ感染症に感染する可能性があります。
それが次に解説する「レジオネラ菌」です。
加湿器に潜むレジオネラ菌のエアゾル感染に要注意!
レジオネラ感染とは
レジオネラ感染という言葉を初めて聞いた方も多いともいますが、日本では年間1700件を超える感染者が発生している怖い感染症です。
レジオネラ菌の感染は2010年頃から年々増加し、2017年には10年前の約2.5倍ほどの感染者数となっています。
症状を大別すると、死に至る恐れのある「重度のレジオネラ肺炎」と自然に治癒する「軽症のポンティアック熱」があります。
症状は、全身倦怠感や頭痛、食欲不振から始まり、咳や高熱、呼吸困難等がみられます。
<参照:厚生労働省HP>
そもそもレジオネラ菌ってなに?
レジオネラ菌を発症させるレジオネラ菌は、河川や湖水、温泉や土壌などの自然界に生息している細菌のことで、および60種類あることが知られています。
その細菌の一種で「レジオネラ・ニューモフィラ」というレジオネラ菌が、レジオネラ肺炎を引き起こすとされています。
レジオネラ菌の感染経路
レジオネラ菌の感染は、吸引や誤飲・土壌汚染がありますが、特に多いのが「超音波加湿器によるエアゾル(細かい霧を吸入することによる)感染です。
適切なメンテナスがされていない超音波加湿器を使用することにより、レジオネラ菌に汚染されたエアゾル(細かい霧)が噴霧され、その霧を吸入することによって感染します。
ただ、人から人への感染は発見されていません。
直近の事例では、2018年に大分県の高齢者施設で発生した死亡事故では、原因である加湿器のタンク内には、22万個/100mlのレジオネラ菌が検出されています。
厚生労働省も、超音波加湿器を資料する際の注意事項も発表されています。
超音波振動などの加湿器を使用するときには、毎日水を入れ替えて容器を洗浄しましょう。
<参照:厚生労働省HP>
家庭用加湿器でレジオネラ菌を防ぎながら湿度・ウイルス対策をしよう
加湿器を使用する前に注意するポイント
湿度・ウイルス対策に加湿器を使用する場合、適度な湿度(40~60%)で活性化を止めることができると言われていますが、使用する空間に適したサイズの加湿器を使用しないと、湿度が60%以上となり、カビや結露が発生する原因になる可能性もあるため、注意しなければいけません。
また使用する水も、塩素が含まれている水道水(浄水器ではない)ものを使用しましょう。
これらをまとめると次のようになります。
- 加湿する場合は、湿度40〜60%に調整する
- タンクの水は毎日交換し、継ぎ足しはしない
- タンク内をこまめに戦場し、汚れやぬめりが発生しないようにする
- 使用しないときは水を抜き、よく乾燥させて保管する
- 必ず水道水(浄水器ではない)ものを使用する
- 漂白剤などの消毒剤は使用しない
ただ、これらのポイントをずっと維持するは難しいんですよね。
レジオネラ菌は目に見えないので、気がつけばレジオネラ菌を撒き散らしてなんてことも…。そんなことにならないためにも、極論超音波加湿器は使用しな方がいいんです。
そこで僕がおすすめしたいのが「ハイブリッド式加湿器」を使用する方法なんです。
ハイブリッド式加湿器とは
ハイブリッド式加湿器は、超音波式の加湿器と加熱式の加湿器の良いところを合わせたタイプの加湿器です。
ハイブリッド式加湿器は、ヒーターで温めた水を超音波で蒸発させる方式なので、超音波加湿器のようにレジオネラ菌が発生するリスクを高温殺菌で減らすことができます。
また気化式のようにフィルターを使用しないので、メンテナンスも必要ありません。
実際に、厚生労働省でもハイブリッド式加湿器の場合、レジオネラ菌による感染は低いと明言されています。
レジオネラ属菌は60℃では5分間で殺菌されるので、水を加熱して蒸気を発生させるタイプの加湿器は感染源となる可能性は低いとされています。
<参照:厚生労働省HP>
ハイブリッド式加湿器を購入!レビュー&口コミ
楽天市場でハイブリッド式加湿器を選んだ理由
僕が購入したハイブリッド式加湿器がコレ!
- 上部吸水タイプで水漏れしないカゴ方式
- レジオネラ菌対策になるハイブリッド式
- 広い空間に対応する17畳タイプ
- 加湿しすぎを防ぐ自動湿度調整機能
- 外出時に便利なタイマー機能付き
- おしゃれなデジタルパネル&スリープモード付き
- 水の補充回数が減らせる大容量の5.5L
コレだけおすすめポイントがあれば、選ばない理由はないですよね。
しかも12,990円(2020年12月8日現在)という低価格。
早速購入しました。
ハイブリッド式加湿器をレビューしてみよう
ハイブリッド式加湿器を購入しました。
早速開封していきます。
同梱物は、取説とリモコンのみ。
とってもシンプル。
正面はこんな感じ。
モダンデコの超音波加湿器の背面はこんな感じ。
上から見ると吹き出し口がありますね。
この上蓋をとると…
洗浄ブラシが付いています。
蓋を取ると、水道水を入れるところがあります。
モダンデコの超音波加湿器はカゴ式になっているので、水の補充もとても簡単。
しかもこの形だから、水漏れがないんですよね。
コレは本当にありがたい機能。
今までは、水を補充する容器を逆さに向けて…ってやっていたので、加湿器の周りはいつも水滴だらけ。
モダンデコの超音波加湿器ならただ上から補充するだけだから、無垢の床の上においても安心ですよね。
さらに覗くと、フロートがあったり超音波パーツがあったり。
右に見えるのが超音波発生部分で、センターにあるのがヒーター部分です。
モダンデコの超音波加湿器なら、便利なリモコンが付いています。
- モニター表示が消せるスリープモード
- ハイブリッド式になるヒーター設定
- おしゃみタイマー
- 自動湿度調整ができる湿度設定ボタン
- 3段階の加湿量が調整できる加湿量ボタン
リモコンだけで設定できるのでかなり便利ですよね。
実際に使ってみましょう。
ハイブリッド式加湿器を使ったレビュー
まずタンクに水道水を入れます。
5.5L入るのでかなりの量ですよ。
自動湿度設定機能を利用して「45%」に設定します。
加湿量を調整します。
我が家のリビングは23畳ほどあるので、3段階のMAXで噴霧します。
ちなみに段階別の噴霧量の写真を撮ってみました。
噴霧量レベル1
ハイブリッド式加湿器の噴霧量レベル1はこんな感じです。
続いて、レベル2。
噴霧レベル2
噴霧量レベル2はこんな感じです。
結構勢いよく出ます。
噴霧レベル3(最大)
ハイブリッド式加湿器の噴霧レベル3(最大)で噴霧した状態です。
品質のよくない加湿器を最大レベルで噴霧すると、ミストが大きく下(床に)が濡れていることがありますが、このハイブリッド式加湿器の場合、噴霧ミストが細かいので床が濡れることがありません。
本当に品質が高い証拠ですね。
タンクの水がなくなった時ってどうなるの?
加湿器を噴霧していると、いつの間にかタンクの水が無くなってるって時がありますよね。
もし水がないのにヒーターだけ付いてたら、火災の原因にもなりかねません。
でも、このハイブリッド式加湿器なら大丈夫!
タンク中の水がなくあるとちゃんと停止します。
タンク内の水がなくなったら、「Err」とエラー表示して自動的に停止する機能が付いています。
コレって、結構大切なポイントですよね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「冬場の乾燥・ウイルス対策に効果的な加湿器の選び方とは?レジオネラ菌やカビ対策できるハイブリッド式加湿器(モダンデコ-jxh002)を使って徹底レビュー」について解説しました。
冬の乾燥がどれほどのデメリットを与えるのか、加湿する方法によってもメリット・デメリットがあるのかが伝わったと思います。
ただ加湿器を使えばいいという訳ではなく、正しく使用しなければレジオネラ菌に感染してしまうリスクがあるので、是非加湿器はハイブリッド式を選んで快適な室内環境を構築しましょう。