上棟式は、施工主の挨拶などあらかじめ準備しておくとスムーズにできますよ!
こんにちは、マイホームブロガーのギンパパです。
基礎工事が完了すれば、次は棟上げですよね!
でも、いざ上棟式を目前に控えると、何したらいのか?服装はどうしたらいいのか?など分からないことばかりですよね。
ネットで調べると、祝儀が必要だったりとか、弁当を出して食事会をしなきゃいけない!っていう人がいたりして、実際のところどうなんだろう?って。
でも普段着で行って恥はかきたくないし、何も準備しないのは心細い。
そこでこの記事では、僕が実際に棟上げ式をして学んだ、1日の流れと祝儀の有無や相場、施工主としての挨拶の内容など、これからマイホームを建てる方に役立つ内容を紹介します。
是非、参考にしてくださいね。
- 棟上げ式を控えている方
- 祝儀の相場や有無・どんな服装がいいのか知りたい方
- 略式の棟上げ式を検討中の方
目次
ついに棟上げ当日、施工主ってどんな服装で何をするもんなの?
棟上げとは?
棟上げって初めて聞いたっていう人も多いかもしれませんね。
他には、上等や建前っていう人もいます。
実際どんなことをするのか?っていうと、棟上げは、柱や梁・棟など家の骨組みを完成させる工事です。
基礎工事・土台敷きの次の工程ですね。
そして、無事棟上げが完成したことに対する感謝と、これからの工事の無事と安全を祈願する儀式が棟上げ式になります。
棟上げ式は、地域や工務店によって様々な方法がある
棟上げ式って、ネットで調べるといろんな事が掲載されています。
服装は礼装じゃないとダメとか、餅まきをするとか、弁当を配って食事会をするとか。
棟梁さんだけでなく、大工さんに祝儀を渡すところもあるみたいですね。
費用をかけるところだと、数十万円かけて上棟式をするのが習わしとか。
そこまで、しなきゃいけないの?って気になったので、工務店に確認したら「必要ないよ」の一言。
服装も、私服でいいよって。
助かった〜。
地鎮祭もしているので、略式でいいみたい。
というか、今の時代棟上げ式を盛大にするくらいなら、家にお金をかけていい家を建ててほしいというのが、大工さんの本音みたいです。
知り合いの職人にも聞きました。
すると棟上げ式を盛大にしないからといって、手抜き工事をすることはないから心配しなくていいよ!
盛大にするくらいなら、たまに自分たちの仕事ぶりを見に来てくれた方が、やりがいがでる!って教えてくれました。
その時に、差し入れなんかがあるといい仕事しよう!ってモチベーションにも繋がるとか。
ってことで、僕もその方法を採用することに。
大工さんにもよりますが、ブラックよりも微糖が人気みたい。
僕は、ブラックが好きなのでブラックと微糖を買いましたが、ほとんどブラックは減りません。
いざ、棟上げ式!一日の流れ
朝8時、現地集合!
僕がお願いした工務店では、棟上げ式当日8時に現地に来てくださいとのこと。
親も一緒に来てくれるので、僕と嫁、子供と両親の5名での棟上げ式参加です。
8時10分前に到着しましたが、もうすでに大きなクレーン車と大工さん7名、工務店の現場監督さんが来られていました。
皆さんに挨拶しながら、敷地内へ。
前日には、基礎工事や土台敷き、足場組みができていました。
梅雨時期ってこともあって、ちゃんとビニールシートで雨を防いでありました。
棟上げ式は、会社の朝礼のような感じで、現場監督が1日の流れと細かな指示をされます。
そして最後に、施工主の言葉をお願いします!と挨拶が。
簡易的な棟上げ式で使える施工主の言葉
あらかじめ、何か話す言葉だけは考えといて!って言われてたので、インターネットを参考にしながら下記の言葉を暗記していきました。
〇〇工務店様、および関係者の皆様のおかげで、無事棟上げ式を迎えることができました。
本当に感謝しています。
これからマイホームが建つと思うと、とても楽しみでいっぱいです。
どうか皆様におかれましては、くれぐれも安全第一で、怪我や事故のないように気をつけて作業していただけたらと思います。
どうかよろしくお願いいたします。
いざ棟上げスタート!
前日までの天気予報が嘘のように晴れ間が広がっています。
誰が晴れ男か分かりませんが、本当に感謝ですね。
大工さん数名で、どんどん柱が建てられていきます。
気密性を上げるために、ホゾにはシーリングが塗られていきます。
2階部分の柱は、クレーンで運ばれます。
本当にすごいコンビネーション。
嫁さんも、応援してるマネを…
どんどん柱が建っていきます。
組み上がった柱を下から見ると、なんだかワクワクしますね。
空に届きそう。
さらに組み上げていきます。
その光景は、流石の一言。
ここまで来ると、おおよそのイメージが湧いてきますね。
柱が組まれると、家っぽくなりますね。
そして、ついに棟上げが完成!
ジャジャーン!
昨日まで、基礎と土台組だったのに、本当にすごいですね。
8時間で、家ってここまでできるんですね。
もう感動の一言!
おかめさん・御幣を祀って工事の無事を祈る
棟上げが終わると、おかめのお面と、地鎮祭でいただいた氏神様の御札を奉ります。
どうしておかめを飾るのか?って大工さんに聞いたところ、驚く話を聞かせていただいました。
昔、京都にある大報恩寺の千本釈迦堂本堂を建築する時のことです。
棟梁であった高次が、柱の寸法を誤り、短く切りすぎてしまいました。
その柱は代わりがきかないものだったので、どうしたらいいのか分からず困り果てていました。
そんな高次の姿をみた、棟梁の妻・おかめが、桝組(ますぐみ)を用いたらどうかと提案したところ、無事この問題を乗り切り、無事竣工させることができました。
しかし、専門家でないおかめの提案で、難を逃れたことが知れ渡ると、棟梁である夫の恥になると考え、上棟式を迎える前に自害してしまいました。
高次は、自分のために自害したおかめの冥福を祈り、おかめ塚を建て、おかめの名にちなんだ福面をつけた扇御幣(おうぎごへい)を祀ることで、工事の無事と、建物が永久に守られることを祈ったのです。
この高次の思いが、大工の信仰を得るようになり、現在にも引き継がれ、上棟式にはおかめ御幣が柱に祀られるよう
とっても悲しく、胸が熱くなる話ですね。
嫁さんと手を合わせ、おかめさんのご冥福と安全、建物が末長く幸せがあるようにとお祈りしました。
そのまま終礼があり、棟上げ式が完了しました。
明日からは、大工さんが1人でされるみたいです。
楽しみですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「初めてでも大丈夫!上棟式の流れや施工主の服装や挨拶、祝儀の費用を徹底解説」について紹介しました。
棟上げ式までは、どんな家が建つのか?ってイメージすら湧きませんでしたが、こうやって柱が建つと実感できますよね。
思ったよりも大きな家だったので、驚きました。
ホント、職人さんってすごいですよね。
感謝でいっぱいです。
棟上げ式は、こうじゃなきゃダメなのかな?服装はどうしたらいいのかなって、色々調べましたが、心が伝われば全く問題ありませんでした。
これから棟上げ式をされる方は、是非参考にしてくださいね。