ギンパパ
黒ガルバニウム外壁にアイプレートをねじ止めする方法、風力から計算した耐荷重の計算方法も解説しています。
屋外用の大型シェードを外壁に直接つけるときって、アイプレートの耐荷重の選択や品質の高いシェードをレビューから選ぶのは初心者には大問題です。
僕も今のアイプレートにたどり着く前は、どんなアイプレートがいいのか?風力から耐荷重の求め方すら分かりませんでした。
そこでメーカーに確認したり、計算方法を見つけたり、大工さんにアイプレートの取り付け方法など教えてもらいました。
この記事では、実際に黒色のガルバ外壁にステンレスのアイプレートを塗装してDIYで取り付けした体験をもとに、自分で大型シェードを外壁に取り付けする方法についてまとめました。
ギンパパ
これから大型シェードを取り付け検討している人も、外壁にアイプレートを取り付けるのに挫折した人も大型耐水シェードセイルを外壁に取り付けるメリット・デメリットが把握できるのでぜひ参考にしてください!
- 大型耐水シェードセイルを外壁に取り付けたい
- アマゾンでシェードを購入したけど取り付け方が分からない
- アイプレートをガルバニウム外壁に取り付けしている人の感想が知りたい
目次
大型シェードセイルを導入した理由
ハンギングパラソルだけでは足りない!?
大型ハンギングパラソル(ガーデンパラソル)を楽天市場で買ってみた!おすすめの選び方からデメリットを本音でレビュー我が家で重宝している日よけといえばこれ!
3mもある大型のハンギングパラソルです。
使いたい時だけ手軽に使えるので、子供のプールや砂場遊びに重宝しています。
ただ…。
もう1つ使っているので、増設するとなるとカフェでもない限りおしゃれではないですよね。
庭に1つならおしゃれですが、2つも3つもあると…。
そこで考えたのが、シェードセイルです。
シェードセイルとは
シェードセイルという名前を初めて聞いたときは、正直頭の中が???になりました。
普通、シェードと聞けば、家の中に直射日光を遮れるスタイルシェードや簾を想像しますよね。
リクシルのスタイルシェードDIYにチャレンジ!素人でも簡単に自分で取り付けできるって口コミは本当?黒ガルバにナチュラル・グリーン(緑)の施工例をブログでレビューただ調べると、シェードセイルはよく見るものでした。
シェードセイルとは、その名の通り、「船の帆を模っ た日除け」のことです。帆船は、帆を張ることで風 を受け大海原を走ります。元来「帆」そのものが風 や日差しに強くなければ機能しません。シェードセ イルも同様です。「ファブリックにテンション(引っ張 る)を掛ける」ことで面を作り、日差しを受けます。 風や日差し、紫外線や空気中の汚染物質に晒さ れても平気なのが、このシェードセイルなのです。
シェードセイルってあちこちにありますよね。
公園や屋上、おしゃれなカフェ…等。
これはかっこいいと、我が家でも取り付けることにしました。
シェードセイルの取り付ける前に知ってほしいこと
シェードセイルは風に弱い
シェードセイルは、手軽なハンギングパラソルなどに比べてすぐに取り付けたり、取り外すことには向いていません。
そのため取り付ける場合、ある程度の風速・強度に耐えられることが必要です。
例えば…
- 安いシェードセイルならすぐに破れてしまう
- 弱い金具なら金具が折れてしまう
- 外壁への固定が弱いと外れてしまう…等。
あらかじめ、シェードセイルのレビューをみたり、シェードセイルの大きさに合わせた耐荷重のあるアイプレートなどの金具を選ぶ必要があります。
ギンパパ
シェードセイルの取り付け金具・アイプレート耐荷重の計算方法
シェードセイルを外壁に取り付ける前に注意しないといけないのが、耐久性です。
外壁にフックを取り付けてシェードセイルやタープを取り付けるとなると、耐荷重のあるものを使用しなければいけません。
ただ、タープ取り付け金具のメーカーに電話で問い合わせてみても、どれくらの耐荷重のものが適切なのかは答えてくれません。
何度聞いても、ある条件での検査結果でしかなとのことでした。
ボルトや下地、シェードセイルの素材で変わってくるため、目安もお伝えできませんと、万が一のことを考えると責任問題になるため教えてくれません。
そこで、自己責任の上風速と風圧を計算して決めることにしました。
「P(風圧 kgf/㎡) = 0.06 × V(風速m/s) × V(風速m/s) 」
つまり、風速から1㎡のタープが受ける風圧を求めます。
4M×8Mのシェードセイルの風圧を計算してみた
僕が購入したシェードセイルのサイズは、4M×8M。
面積は32m2となります。
計算する風圧は、九州電力の風速の目安を参考にしてみましょう。
風速を見てみると、風速3.4~5.4m/sあたりがBBQを快適にできる限界風速だと思うので、中間をとって風速5m/sで計算したところ、1m2あたり1.5kgの風圧を受けることになります。
我が家のシェードセイルの大きさが32m2なので、48kg。
タープの重さやターンバックルを合わせても50kg程度になります。
つまり4つのアイプレートを使うので、1つあたり15kg程度もあれば十分ですね。
ただ、雨が降って急に重くなったり、突風が吹いたりする可能性は否定できません。
台風でもない限り風速20m以上の突風は稀だし、その状態で使用することはまずないと思いますので、風速10m/sの場合で計算してみます。
風速10m/sの場合、1m2あたり6kgの風圧がかかることになるので最低限耐えられるような、耐荷重のアイプレートを選びましょう。
我が家の場合、192kgの荷重がかかるので1つあたりのアイプレートに48kgもの力がかかることになりますが、そこまでの荷重ならシェードセイルが先に切れてしまうかもしれません。
ギンパパ
シェードセイルを黒ガルバニウム外壁に取り付けてみた
シェードセイル取り付けるのに必要なもの
我が家の場合は、壁とコンクリート塀にシェードセイルを取り付けるため、取り付けに必要なものは、この12個です。
- シェードセイル本体
- アイプレート
- ターンバックル
- カラビナフック
- ビス
- コンクリート用アンカー
どれもメッキではなくステンレスの素材を選びました。
ただ、我が家の外壁はガルバニウム鋼板のブラックなので、目立たないように塗装をしていきます。
ギンパパ
ステンレスのアイプレートを黒色に塗装してみた
僕が購入したアイプレートは、ステンレスなので黒ガルバ外壁につけると目立ってしまいます。
ただステンレスって、塗装が難しいんですよね。
そこで大切なのが、下準備です。
おすすめなのが、このミッチャクロンという密着性を高める下地塗装材です。
下地処理をしっかりすると、ステンレスであっても簡単に塗装が剥がれにくくなります。
ミッチャクロンを、ステンレスのアイプレートにまんべんなく塗装します。
ミッチャクロンを塗装したばかりのステンレス製アイプレートです。
塗装するだけで若干ノリがついたような感じになります。
充分乾かしたら、黒染めスプレーをしていきます。
ステンレスの黒染め塗装ができるスプレーも色々ありますが、耐久性や塗りやすさなどレビューを見ていくと、ファインスプレーブラッセン(つや消しタイプ)が一番ですね。
本当におすすめです。
スプレーした後、数分で乾きます。
一度塗りでこんなに綺麗に塗れました。
二度塗りしてそのまま1日乾かします。
いい感じのつや消しブラックですね。
我が家の黒ガルバ外壁は、IG工業のガルステージシャインのネオブラックです。
見比べても、いい感じでマッチしていますね。
早速、外壁に取り付けていきます。
塗装したアイプレートを黒ガルバニウム外壁に取り付けてみた
まずはシェードセイルを広げて、外壁にアイプレートを取り付ける場所を探します。
アイプレートの取り付け場所が決まったら、ガルバニウム外壁に下穴を開けていきます。
アイプレートは、下地のあるところに固定する必要があります。
まずは、外壁と下地に下穴を開けていきます。
今回の作業は、たまたま知り合いに大工さんがいたのでやってくれることになりました。
外壁に下穴を開けたら、ブロアーでゴミを出し、シーリング材を4箇所入れていきます。
シーリングを入れることで下穴からの浸水を防ぐことができます。
ガルバニウム外壁に固定したアイプレートがこれ。
黒く塗ったおかげでいい感じで目立たなくなっています。
ギンパパ
反対側のコンクリート塀には、コンクリートアンカーを使ってアイボルトをつけていきます。
早速、シェードセイルを取り付けていきましょう。
シェードセイルを取り付けてみた
シェードセイルの取り付け金具です。
しっかりと補強されているので、安心感がありますね。
シェードセイルにターンバックルを取り付けます。
ターンバックルとは、簡単にいえばワイヤーを引っ張る道具のことで、中心の部分を回すことで、ワイヤーなどの張りを自由に調整することができます。
ターンバックルを仮止めできました。
反対側のコンクリート塀も同じように止めていきます。
シェードセイルを伸ばした状態です。
このままだとこんな風に、シェードセイルがたるんでいます。
雨でも溜まったら大変ですね。
ここからターンバックルを回してピンと張っていきます。
バランスを見ながらターンバックルを回し、シェードセイルを張っていきます。
これでも十分ピンと張っていますが、雨水が貯まる可能性があるのでさらに補強をします。
シェードセイルをピンと張る方法
シェードセイルの下部分にロープをターンバックルを使ってピンッと貼りました。
結構いい感じです。
やはり4M×6Mは迫力ありますね。
これで真夏の直射日光や予想外の雨もしのげます。
雨の日でも使用してみましたが、しっかりと撥水してくれています。
シェードセイルを購入したおかげで雲行きが怪しくても、安心してバーベキューができるようになりました。
ギンパパ
店では買えないインパクト大の食材が揃ってます。
ピント張ったロープには、虫除けの蚊取り線香をつけました。
屋外なのにタープに沿って蚊取り線香の煙が漂うので、虫除け効果抜群でした。
夜は夜で、シェードセイルはいい感じ。
シェードセイルの取り外し・片付け方法
シェードセイルを取り外してみよう
ターンバックルを緩めてシェードセイルを取り外します。
できれば2人以上で作業をするのが望ましいですが、一人でシェードセイルを取り外す時は、強風時以外にするようにしましょうね。
2箇所のシェードセイルを取り外しました。
あとは外壁側のターンバックルを外すだけ。
シェードセイルの両端を、カラビナフックで固定しておくと折りたたみがとっても簡単になりますよ。
4M×6Mの大きさだと結構な重たさになるので、この方法がおすすめです。
使用したターンバックルは、次回使うときのことを考えて目一杯伸ばして片付けましょう。
あとはシェードセイルをたたんで取り外し完了です。
シェードセイルの評判・クチコミ
遮光も良いです。
付属の紐は使わなかったけれど、長さもあるのでどこにでも付けられそうです。
遮光が割と完璧かと!
UVカットも嬉しいです🙃大判サイズはお店であまり見かけなかったので、ここで見つけられて良かったです!
夏はマストアイテム
工場のスレートが焼けて暑くて暑くて断熱工事しようかと困ってましたが、ひと夏工場の西陽が当たる壁全体にこの商品2枚並べて使用しましたが工場内の温度も下がり冷房の効きも良くなりました。
何年耐久性あるかはまだわかりませんが素晴らしい商品でした。
なかなか良いと思います
夕方から使い始めたので日中の遮光性はハッキリ判りませんがそれでも葉の密集した木の木陰にいる感じでシェードの役目はしっかり果たしていると思います、生地も強そうに感じますし縫製もしっかりしていました、小雨が降りましたが現状では撥水しています、撥水性能は使用していくうちに低下するかとは思いますが、良い商品だと思います。
ギンパパ
まとめ
今回は、「Amazonで購入した大型撥水シェードセイル (Ankuka)をガルバリウム外壁につけてみた!アイプレートの耐荷重の計算方法とDIYで取り付ける方法とは?」について解説しました。
真夏の熱中症対策には水分補給も大切ですが、直射日光を浴びつつけて体内に熱がこもることを防ぐことが大切です。
以下の記事では、「ハンギングパラソル 」を使った日よけの方法や商品レビューをしているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
大型ハンギングパラソル(ガーデンパラソル)を楽天市場で買ってみた!おすすめの選び方からデメリットを本音でレビューギンパパ
- ハンキングパラソルでは思ったよりも日陰が作れなかった…。
- 急な雨を防ぐ方法が知りたい…。
など、おしゃれで実用性のある日除けなら、シェードセイルが本当におすすめです。
シェードセイルなら外壁に取り付ける金具はアイプレートだけなので、使わない時も邪魔になりません。
年に数回しか使わないような方にこそ、シェードセイルはオススメですので、興味がある方はDIYでやってみてくださいね。
- シェードセイル本体
- アイプレート
- ターンバックル
- カラビナフック
- ビス
- コンクリート用アンカー